2010年05月08日

実録・電車と歩きでうどんツアー2010(その4:どじょうがゾロゾロ)

前回 のつづきでもう1回うどんツアーです。今回は坪尻にも行ってませんし、比較的近場でもう1軒です。



Hozantei01 円座の駅から約1時間に1本のコトデンバスに乗って高松空港方向に。約15分で旧香南町の道の駅、「香南楽湯」に着きます。高松空港までは数分というところ。写真にはしていませんが、中のデザインはなかなかに秀逸。木の風呂と石の風呂が男女週替わりになるそうですが、私が入ったのは木の風呂。温泉はそこそこの湧出量らしく、メインの浴槽はひょっとするとかけ流し?という感じ。ただし露天風呂は明らかに塩素臭いです。サウナもガラス張りで気持ちいいですね。



50分以内に上がれば受付でキャッシュバックがあって入浴料が500円になります。セルフのうどん屋2軒分、あ、ちょっと微妙か。



さて、上の写真は別に「香南楽湯」の看板を撮っただけ、というわけではなくて、当然ながらうどんシリーズの写真なのであります。左奥に何か見えませんか?



Hozantei02 というわけで、道の駅から東へ2分ほど、昭和後期の雰囲気が色濃いこの店が宝山亭です。



主に東讃方面でよく食べられている打ち込みうどんは、生地を寝かさずに打つもので、味噌仕立てのだしで煮込んで食べるのが普通。そこにどじょうを入れた「どじょううどん」はこの宝山亭の先代が商品として出し始めたと言う説もありますが、旧香川町や長尾町周辺では、どじょううどんを出す店がいくつかありますね。実は昨年のツアー時に、高松市内(前田)の一八を目指したのですが、おばあちゃん高齢で昨年初めに店を畳んでしまってました。ということで、長いことやっているうどんツアーでも個人的には初めてのどじょううどん。席に座って約25分待ち。お腹に余裕があれば待ってる間に軽くもう1杯すぐに食べられるうどんを、というところですが、この日お腹には9玉入れた状況でまだ流れていってくれていないので、マンガでも読みながら待つことにします。



Hozantei03 ←こちらは店に入ったらすぐのところにかかっているボードなんですが、煮込みうどんでありながら、どじょううどんは「夏のスタミナ源」なんですね。どじょう汁って冬場に体を温めるためのもの、という印象があるかも知れませんが、まあだいたいどじょうは春になれば夜が明けたと思って出てくるものですし、ここいらへんでは昔は夏場にウナギではなくどじょう汁を汗かきながら食べたということだそうで。多分ため池やなんかにたくさん泳いでいたんでしょうね。



こちらのどじょううどんは他のうどんよりは若干高めの700円。大(900円だったっけ)もあるそうですが、今回はお腹と相談のうえ、「男なら大を食え」をとりあえず無視して小にしました。なお、どじょうが苦手な向きには普通の打ち込みうどんもメニューにありますのでご安心下さい。



店に入った時点で時計は3時半頃。有名一般店でも客が少ない時間帯でありますが、それでも店内にはちらほらとうどんを食するお客さんの姿が。でもどじょうを頼んでいるのは私だけみたいでした。ちなみにこの店は大きな揚げの乗った「おばけ」も名物です。



Hozantei04 Hozantei05 さあて、待ってるうちに20分やそこらはすぐに経ってしまうもので、出てまいりました、←こちらがどじょううどんであります。



丼には1匹しか見えておりませんが、中にしっかり埋まっております。この写真に見えているのと同じぐらいの12、3cmクラスのが6尾程度入っております。打ち込みうどんは底の方に埋まっておりまして、一般的なさぬきうどんの麺とは全く別物と考えた方がいいです。それはそれで味噌仕立ての汁に合う良い意味で田舎風味、という感じ。全体としてのバランスは悪くありません。



どじょうはよく臭みがあって云々、と言われますが、これを食べている限りはそういった心配は全くと言っていいぐらいありません。当然ながら骨から丸ごとですので、独特の食感と言いますか、囓れば骨からガリガリと、ということになりますが、それも正直初めて食べるものとしてはなかなかに新鮮なものでありまして。



こういう味わいもあるぞ、というのをいわゆる讃岐有名店しか回っていない向きには是非知っておいていただきたいと思います。他にもどじょううどんを出す店は数軒ありますので、また機会があれば別の所を回ってみようかと。



帰りは香川町のシャトルバスで仏生山まで。高松に出るにはこのルートが最も安いようです。この路線は土曜日は平日の半分の便数、日曜祝日は運休となりますのでその点ご注意を。




というわけで、今回のうどんツアーは6軒10玉で終了です。次回は...また来年かなあ。




(この項終わり)






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2010年05月05日

実録・電車と歩きでうどんツアー2010(その3:強い麺、優しい麺)

前回 につづき、GW初めに行ったうどんツアーです。



Yamashita01 3軒6玉入れてまだ10時半頃。県道4号線をさらになんかしていきます。右カーブの標識、そして真っ直ぐ通り抜けていく道もあります。そう、ここを真っ直ぐ抜ければ、以前行った幻の大平製麺 。この時間帯には仮に製麺していたとしても恐らく食べられないので、そっちには向かわず県道を右カーブします。



そうするとしばらくで与北の交差点が見えてきます。そう、そこはいつの間にやら善通寺市。その交差点の南にあるのが善通寺市内を代表する名店、山下であります。



Yamashita02 いかにもロードサイドのプレハブうどん店、という佇まいながら凄い麺を出すこの店、私も若い頃からうどんツアー実施時にはしばしば訪れた店です。がっしりした力強いコシを持つ麺、しかし食感は滑らかさを失わず、意外なほどにスーッと入っていく麺、量はたっぷりで、午前中に6玉入れた腹には「大」は明らかにつらい、そういう所です。



既に店舗が近くに移転した、という情報はチェックしていましたので驚くことはありませんが、こうして移転済みの空っぽの店を見ると、多少の感慨はあるものです。



Yamashita03 Yamashita04 いやあ、青い麦。伊丹幸雄ですな、などとつぶやきつつ(「ひょうきん族」で再プチブレイクしたなんてことも覚えている人はどれだけおるんやろか)、数分歩くと車が次々と吸い込まれていく場所が。花輪も賑やかな新店舗、こちらが山下です。なお、休日には向かいの建設業組合の駐車場が臨時に使われていますので、駐車スペースは十分ありそうです。



Yamashita05 Yamashita06 新店舗になって、スタイルは典型的なセルフ形式となりました。お盆を取って水かお茶を入れ、カウンターの隙間みたいな所でうどんを注文し、オプションを取ってる間にうどんが出てきて終点で会計、まあお客さん多いですから流れは前の人を見ていたらわかるでしょう。



ここで毎回頼むのは真ん中にレモンの乗っかったぶっかけ。写真ではもう一つわかりにくいかも知れませんが結構量があります。既に6玉入っていますから、ここで大など頼むのはほぼ自殺行為です(と言いつつ写真の右端に少しだけ映っている皿はイモの天ぷらだ)。



店は新しくなって、スタイルも変わりましたが、麺の良さは相変わらず。強靱な弾力を有する勢いのある麺、名店は移転しても名店です。車の数は多いですが、店内の流れはスムーズですし、そんなに長時間待つようなことは多分ないと思います。




Yamagami01 というわけで、当初予定していなかった1玉が加わってしまった状況でさらに南下です。しばらく歩くとまんのう町にはいっていきます。左に見える県道は丸亀市との境界。こちらは右斜め西向きに細く入っていく県道をトレースしていきます。右にカントリーエレベータ、そして浄水場が見えてくるのですが、そこへ入る分岐に、工事中通行止の看板が。



確かにそこは車で入ることができない(人も道の脇を何とか抜けられる)状態でありましたが、その看板には、迂回路の先に「うどん」の文字が。これぞまさしく「山神」を表しているのでありますが、工事中表示におけるランドマークってそれしかないんでしょうか。まあ確かにそれが一番わかりやすいようには思いますけど。



ともかく、この写真の場所から5分足らずで、どこかで見たような、いかにも田舎の茶店のようなうどん屋が見えてきます。



Yamagami02 Yamagami03 ここが「山神」。かつてはさぬきで最も営業日の少ないうどん屋とも呼ばれていたようですが、今は確か週休2日。入口の右に水やオプション類が並んでいまして、席はテーブルと小上がり。飯山からここまで結果的にかなり歩いてしまったので、靴を脱いで一つ上がると、おねえさんがうどんの注文を聞きに来てくれる、要するに一般店です。



まだ午前中なんですがここで5軒目、しかし男なら大を食え、というわけで、しょうゆの大をいただくことにしました。



Yamagami04 出てきたうどんは若干細め。さっきの山下とは全く対照的に、食感は柔らかくしかし程良い中腰、しっかりした主張のある麺。滑らかな優しさとカッチリしたエッジの対照が非常に独特ですが、どちらにしても喉越しへの抵抗がごくごく少ない麺です。



あちこちの店で食べると、麺の系統に「おっちゃん系」「おばちゃん系」とでもいうものがあって、そのどちらの系統でも非常に美味しい麺がある、ということなんですけど、こちらは女性的な麺の中でもかなり個性のある優れた麺だと思います。この店が与北の山下からほど近いところにあるのに信じられないぐらい空いてたんですよね。まあここに山下並みの人数の客が来ても困るでしょうが、それにしてもちょっと極端な。



Yamagami05 Yamagami06 というところで午前の部を終了してさらに同じ県道を南下していきます。すぐにあるのが富隈神社。地元の由緒ありげな神社で、境内もきれいに整備されています。さらにまーっすぐ、車の対向がギリギリというぐらいの県道を南下していきますと、右手に象頭山が見えてきます。琴平町内に入って、さらに歩くと榎井の駅です。



Kotodenretro02 Kotodenretro04 もし余裕があったら、ここから栗熊まで出て「まえば」とか、円座から高松西インター方向へ出て、あの琴平の宮武の店内表示までそのまま持ってきた「復活の宮武」に行ってみる、ということも考えてはいたのですが、さすがにお腹の状況と相談すると「もうええわ」との声が聞こえてきましたので今回は断念。やむを得ずコトデンが土曜日・GW中の特定日に運転している「レトロ車両」(大正末〜昭和初めの車両が連結されています。かつては長尾線あたりで乗った気がするようなしないような、というか阪堺電車で同年代の電車がまだ通常運転されている気も、でもこの時代の車両の独特のモーター音、いいですね。



この車両でちょっと時間をつぶし、最終的に円座で降りて、宮武には向かわず2時過ぎのバスで南へ向かいます。




(この項もう1回つづく)







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2010年05月04日

実録・電車と歩きでうどんツアー2010(その2:軽い麺、重たい麺)

前回 に続いて連休初日のうどんツアーです。「なかむら」をさっさと出たのがまだ9時前。前回エントリした道をそのまま「よしや」へと戻ります。



Yoshiya04 Yoshiya05 左の写真のように、県道沿いに見逃しようのない看板がどっかーんと立っている店です。怪しさ皆無、システムもごく普通のセルフ店ですが、美味しかったら別に問題はないわけで。



この店は麺作りの全工程で機械を使っていない純手打ちの店、ということで、まあそれでも美味しくなければしょうがないのですが味も一般に好評価な様子。注文は宮武スタイルの「ひやひや」「あつあつ」。店内では確かに手作業の麺打ちが並行している状況。期待しつつ、「ひやあつ」の大をいただきます。



Yoshiya06 出てきた麺は太からず細からずの中間サイズ、宮武的ちじれ感はほとんどなく、エッジはほどほど。見た目それでも結構ずっしりかな、と思って一口入れると、意外と軽い。大きすぎない存在感と柔らかい中にもそこそこの中腰。バランスがいい麺とでも言いましょうか、嫌味なところをほとんど感じることなく喉越しまで流れていってくれる麺です。びっくりするほどの個性はないけれど、普通に満足できる麺。癒し系ですねこれは。一番食感が軽いはずの「ひやあつ」だったせいもあるかも知れませんが。



多分近所にあったら時々寄る店、という感じ。長い行列なんてこともないですが、客は途切れることなく入っています。



さて、今回の「午前の部」は終着点を「山神」と定めていましたので、そっちへ向かうには「なかむら」に向かった県道をさらに土器川越えて西へ抜けていかなければなりません。バスの便はあるにはあって、さらに山神は満濃町の北の端っこなんですが、そこは丸亀市行きの南西端と接しているので、コミュニティバスの路線も近くを通っているという位置関係。ただ、タイミング的にバスの便まで中途半端に時間があるし、既に4玉と天ぷらが入っていることもあって、また好天かつ歩くのにちょうどいいくらいの気温、ということもあって、ここはせっせと歩くのであります。



Ichiya01 Ichiya02 土器川を渡ろうとすると右岸側の土手の道路の先には「なかむら」に停めようとしている車でプチ渋滞モード(一応車両の対向はできるようです)。まあ店内は回転していますからそこそこのペースで車も入れ替わっているでしょうが、それにしても車を降りてからも二、三百人レベルの行列ですからね。



そんな状態を尻目に西へと進みます。如何にも県道サイドという感じのマルナカやらTSUTAYAやら宮脇書店やらを通り過ぎ、春日の辻バス停を通り過ぎてさらに15分ほど進むと、一里屋のバス停。ここから道を左にとって南下です。



Ichiya03 Ichiya04 さらに10分ほど歩くと、左手にローソンのある交差点。そこには看板が見えており、すぐ右に店が見えます。一部には「肉取り放題の肉うどん」で知られている「一屋」。飯山にも店があるそうですが、こちらが本店のようです。



店内には確かにどかっと積まれた牛肉もあって、かなり心が動きましたが、ここで6玉目、さらに午前中にまだ先があるということでここはグッとこらえてぶっかけの大です。



Ichiya05 どんぶりが出てきての第一印象。



ぶっとい。



太め、重ための麺というのもあちこちで食してまいりましたが、ここのは見た目で十分太く重たいというポリシーが伝わってきます。そして食べてみるとまさに見たまんま。太く硬く、そして重い。スルッと滑らかな喉越し、と言うところからはまさに対極に位置する麺で(以前採り上げたことのある「マッチョ系うどん」ともちょっと違い、弾力を楽しませるというタイプでもない)、私には数本まとめてツルッと、という食べ方はできませんでした。



ここまで来るともう強力というか、今の私のうどんの趣味からは外れますがある意味感動ものです。強靱な太麺が食べたい、とお求めの向きには一度試してみることをお勧めします。



というわけで、想定以上にヘビーな6玉目を完了し、再び県道筋へ。ここは県道4号丸亀三好線。ここをなんかして山神へ、ということなんですが、そういえばこの筋にはまだ何かあったような...




(この項つづく)






posted by BBR at 12:12| Comment(0) | TrackBack(0) | うどん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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