2014年11月29日

[Nouvelle 308]番号は同じでも、違う車です(その2)

というわけで、前回のつづきは試乗編です。


308new10試乗車はビアンカホワイトのCieloです。パノラミックガラスルーフつき、DENONのオーディオつき、パークアシストつきです。テップレザーのシートは意外に落ち着きがありますね。


ご覧の通り、ステアリングはきゅっと小さめ。やはり2系列とは違ってパワステは電動ながら若干重め、自分で運んでいるという感覚をキープしています。トランスミッションは2008とかとは違って308で使い出したいわゆるアイシンの6速、そんなに走り出しのクリープ力は強くなく、軽く踏み出してスムーズに行く感じですが、ずいぶんとシフトチェンジの具合もよくなりました。踏んだ感じだと60km/hで5速、40km/hで4速に上げてくる感じ、で3速の実用域がぐぐっとくるのがいかにも308のパワーという印象です。この辺のフィーリングはやはり意図してこの系列の車に持たせているのでしょうね。



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308new07さてさて、この車には走りに2つのモードがありまして(前回エントリのシフトノブ周辺の写真にも一応写っているStartボタンの隣のボタンなんですが)、そのSportsモードに切り替えますと、(←こちらの写真は展示車のAllureのものですが、Cieloも同様です)メーター回りの表示が赤数字と赤目盛りになりまして、中央部のスピード表示がパワーゲージに切り替わり、アクセルフィールもステアリングフィールも若干変わり、さらにはエンジン音にもちょっと変化が。。。ってこれはちょっと音を付加している(RCZでもやっていたやつですね)ということなんですが、まあこういうのが好きな方もいらっしゃるでしょう。


走りは全般に、こんなにエンジンの内容(前回も触れましたが、1.2L、3気筒のターボで95psです)もボディの仕様が変わった(重量も70kgほど軽くなっている)のにもかかわらず、意外なほど旧版308と変わっていない、という印象です。足回りはそもそもお手の物なんですがね。ただパドルシフトはステアリングのサイズとスイッチの位置関係が微妙でちょっと扱いにくいかも知れません。ともかく、サイズも抑え、燃費も向上し、走りのしなやかさは保って、外見の落ち着きは増し(あ、そうそう、ワイパーがついに右ハンドル仕様になりました。前回のSWの写真をよーくご覧になるとおわかりいただけるのではないでしょうか)、価格は円安の中でも何とか頑張っている308、注目しておきましょう。




で、それはそれとして、毎年この時期になると当ブログでご紹介しているのが、Peugeotさんのカレンダーでありまして、



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308new162015年も基本今年と同サイズの卓上カレンダーですが、「おや?」と少々意表を突く表紙で始まり、日本で登場が予定される308GTとか、新版508とかのほかに、2008の派生形オフローダーっぽいのやらコンセプトカーやら、いくつか面白いものも出てきています。とりあえず来年は308と2008をメジャーなアピールポイントとして、新しい顧客を獲りにしっかり攻めていってもらいたいものであります。世間一般の輸入車ニュースにドイツ車以外は景気のいい話が、というか車そのものの話すら聞こえてこない、というのも正直つまらないですから。






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2014年11月26日

[Nouvelle 308]番号は同じでも、違う車です(その1)

308new14さてさて、ちょうど日本に帰っているタイミングで、新しい308のフェアをやってる三連休、というわけで、←このように見た目もすっかり変わってまるで違う車になったらしい308がデビュー。欧州ではCOYを取っていますが、その実車はいかにタコに、ということで、この種のネタでは毎度おなじみプジョー東大阪へ。この連休は天気が良くて行楽に行く人が多かったせいか、想定より若干お客さんは少なめだったそうですが、それでも夕方に行って試乗に順番待ちができる程度には賑わってました。しかし、よくよく過去を遡ってみると、308と名のつく車の最初の紹介は今を去ること6年半前、2008年6月5日のエントリだったんですね。これって「ベタな平日・休日」シリーズが始まる前ではないですか。イメージ的には308なんてつい最近出てきた車、みたいな感じだったんですけど、本当にあっという間ですね。


308new01ショールームに、早速出てきました、こちらはリオハ・レッドの中間グレード、308Allureです。天井に開放感のあるパノラミックガラスルーフは最上グレードのCieloのみの設定ですが、もはや子どもも大きくなってくるとあんまり操作する機会もなく、夏場は暑いしどうだこうだということで、個人的には別になくてもいいかなあ、と。まああの開放感は初めての型には是非お勧めしたいんですけどね。


というわけで、このグレードから上はヘッドランプは総LEDで、上部のLEDのラインもなかなか効いていますね。この円安のご時世、Cセグの輸入車を300万そこそこで供給するのにこの装備を標準でつけてくるのはかなり努力が要ったんではないかと思いますが、なかなか頑張ってますね。


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308new05お尻のラインはこんな感じで、これも旧308にあった下の方が重たいもっさり感が随分薄れ、Cピラーのラインもちょっとシュッとした感じになりましたね。ライトも含めて全体的にスマートな印象を受けます。サイズ的には大きくせず、車高も1470と抑えてきています。そう、まず見て思うのは、「背が低くなった」というところなんですが、それは全体的なデザインのせい、というところもあるようです。



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ファブリックシートの着座感は相変わらずの「柔らかすぎないけどしっかりホールドしてくれる」Peugeotのシート感覚を引き継いでいます。この308からはスマートキーになりまして、スタートもボタン1つです。シフトレバーの上にはディスク系の吸い込み口がありますが、エアコン他の操作系は基本その上のスクリーンに集中していまして、中央部のボタン類がなくなってすっきりした感じがします。


そして後部座席ですが、思った以上に前にも上にもゆったりした感じがありまして、ちょっと低いのかなと思っていた天井も、座高の高い私でも十分に余裕があります。この辺はやはり、Cセグ車格の持つ余裕ってやつでしょうか。







308new04ハッチバックの荷室は←こんな感じ。見た目以上に奥行きがあり、実際に旧308よりもスペース的には20%増なんだそうです。開口部にも結構余裕があります。


とにかく欧州系輸入車のCセグメントはVWがなんだかんだでごっそり持って行ってしまっている感がありますが、逆に言うとそこをベンチマークにアドバンテージを持てるように攻めていけばいいわけで、もちろんセールス的にドイツ車を追い越すなんてことは最初から考えられませんが、とりあえずこの見た目の落ち着きと実用感覚で、かなりこの車の「いい感じ」な所が見えてきたように思われます。エンジンルームの写真がないんですが、これも欧州系ダウンサイジングの流れに乗って1.2L 3気筒ターボでこのサイズもガッツリ行ってしまいます、というわけで。もうこの流れは止まりませんね。燃費もカタログ値でリッター16kmを超え、高速運転なら20kmに達するそう。かつての「おしゃれで走りは魅力的だけど燃費が...」なんてセリフも昔話のようになってきています。



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308new12なお、実際に出てくるのは来月以降なんですが、既に展示車としては308SWも登場しています。長さが4600mm近くになるのでうちの車庫にはちょっと入りきらない残念な車になってしまうのですが、こちらのリアのデザインはゆったりと滑らかで、旧308より個人的には好きなんですけど。なおこちらの展示車はSWのPremiumということで、ヘッドランプは通常のハロゲンライトです。SWってむしろこっちでも結構似合ってるかも知れません。


308new13さすがにSWの荷室は←このように広大ですね。なお、今回から308SWは3列目シートの設定をなくしました。もともとEmergency目的ということで長時間走行を想定していないような座席でしたし、今はそういった役割の座席は5008に設定されています(実は車長は5008の方が少し短い)から、ご希望の向きはそちらでどうぞ、ということになるんでしょう。


ちなみに、今回の308では、CCの発売は予定されていないようです。そういう時代じゃなくなってきたのかなあ、と一抹の寂しさを覚えます。まあ出ても自分が買うわけではないのですが。




(というわけで、例によって長くなってきたので試乗編につづく)





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2014年03月21日

[2008] ちょっとクセあり、しかしこんなにキテるとは...

久しぶりに試乗ネタです。ちょっと前ならまさか出るとは思っていなかったいわゆる「00系」のプジョーですが、1007がちょっと早すぎた、ということなんでしょうか。4は諸般の事情で出てこないのでまあいいとして、3008、5008と出て来て(最近フェイスリフト版になりましたね)、いよいよ販売的には本場ではかなり好調な2008。208の派生形で車格的には日産のJukeあたりとかぶる日本でもある種の激戦区、フランスではルノーもCapturというBセグメントでSUVテイストの車を出して競合しているというそんな状況で、販売台数も最近あまり聞かなかったほどの良い状況。欧州では308のモデルチェンジ版もカーオブザイヤーを獲得するなど、中国資本受け入れに至るまでダメダメ感が漂っていたPSAにやっとチャンスが巡ってきたか?という感じでしょうか。まあ前置きはそのぐらいにしていつものプジョー東大阪へ。



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P2008_02というわけでショールームに行ってみると、試乗車は外にあるものの、ショールーム内に展示車はなし。まだ正式発売してひと月ほどなのになんでかな、と思っていると、在庫が払底していて展示車も既になく試乗車のみが置いてある状態なんだそうで、もう消費税がどうたら言ってる場合ではない納車数ヶ月待ちなんだとか。もちろんドイツ系のどっかのメーカーとかとは違って輸入している台数(日本向けは中国の工場ではないようですね)も必ずしも多くないわけですが、それにしても思った以上に日本での販売は好調なようです。



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P2008_07208系列として、サイズは抑えて車長は4160mm、車高も1550mmにして大半の立体駐車場に収まるように。Bピラーから後ろはルーフウェイブと言われる少々凝ったラインで少しだけ後部の広さも確保しているというデザイン。高さを抑制したせいもあっていかにもSUVっぽい「押し」はそれほど感じませんが、荷室はそれなりにたっぷりあります。以前のエントリにも書いた気がしますが、208にはSWの設定はないものの(もともと2系のSWにはちょっと中途半端な雰囲気が漂っていたような)、これはスタイル的に上位互換、という印象を受けますね。



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P2008_06試乗車は上位グレードのCielo。コックピット周りは208とさして変わらず、内装はアルカンタラ&テップレザーシート、そして毎度おなじみパノラミックガラスルーフ。リアシートも座り心地はいつもの安定感ですが、やはり前が少し狭いかな、という気が。車高を絞ってきたこともあって、私のように座高の高い者にはちょっと天井が厳しい気がしますが、まあ多くの方には問題ないんでしょう。



エンジンは1.2L、直列3気筒のノンターボ、82ps、カタログ表示の燃費は堂々の18.5km/Lと、ちょっと前までの「デザインはいいけど燃費が...」というセリフは過去のものになったような数字。まあ欧州も燃費規制が本格的に効いてきていますから、もうこれが普通なんですよね。重量はガラスルーフのCieloでも1160kgに抑えられており、このエンジンでも走りは十分です。



トランスミッションが1007であったような2ペダルのセミオートマで、ブレーキから足を離したところでクリープ力が働かない(若干はあるのですが遅れて出てくる)ため、普通のATに慣れている人はちょっと戸惑うかも知れません。発進時のアクセルを入れに行くタイミングと車のスタートのクセが合わないとアレッと思うときがあります。パドルシフトつきですが、私は日常シフトノブでマニュアル操作をしているので、そっちで違和感はありません。



マニュアルモードで上げていくと、そんなにスピードを上げなくても4速までは上がり、60km/hあたりで安定して5速に上がる感じ。2速はゆるやか、3速でぐっと「入っていく」という加速感がありました。ATモードでも実用上大きな問題はありませんが、上に書いた始動時のトランスミッションのクセがちょっと気になってしまうかも知れませんね。



価格的にも車両本体でPremium246万、Cielo270万とかなり頑張ってる感はありますし、こういうデザイン性が定着してきて、安心して手を出せる車になってきたという面もあるかも知れません。走り、サスペンションとかはいつものプジョーの感覚を車体が違ってもきれいに出してきていますので、安心して乗ることができます。208よりこっち、という人が結構出て来そうなのもわかる気がします。



で、次は満を持しての308のモデルチェンジ版ですね。私もそろそろ考え時かなと思っておりますが。なんでも次期の308SWは後部の+2シートをなくすとか。もうそっちは5008で行って下さい、ということかと思いますし、実際それで良いんでしょうけどね。







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