2008年07月13日

[ラオス?]居酒屋ふしみ

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これまで、旧ブログではいろいろと怪しげな国の料理を出す店を巡ってきましたが、こちらに移行したところでまず行った店がまた何とも久々に相当な怪しさでしたので、もうこれはネタにするしかありません。

「ふしみ」という店名が示すとおり、店の場所は中央区伏見町。地下鉄の北浜の南の出口を上がり、すぐの交差点を西に入ると間もなく、ビルの合間にそこだけ昭和中期、という建物が見えます。看板を眺めつつ奥に「潜入」(何だかこの表現がしっくりくる)すると、まさに「なんでこんな所にこんな店が」という感じの年季の入った飲み屋が見えてきます。お客さんが多いときにはこの店先部分でやってる人もいますが、気にせず中へ。

その店内には、半分は居酒屋的素材が並び、もう半分には何とも独特なアジア系食材、調味料が並んでいます。前もって頼んでおいたトムヤムクンがほどよくできあがりつつある状況にやってきましたら、飲み物は入口近くの冷蔵庫でセルフサービスです。

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まずは知る人ぞ知るラオスの名品、「ビアラオ」で乾杯。ラガービールはアルコール5%の極めて普通のビールですが、非常に軽快でスッキリ爽やかな味。ベトナム系のように引っかかってくる甘さみたいなものもほとんどありません。日本ビールに慣れている方にも結構抵抗なく呑める味ではないかと思います。

これを現地で呑むとむちゃくちゃ美味しいんです、とマスター。そやろなあ。暑いところで辛いもの食いながらスッキリ系のビール。これですわ。

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←こちらがラオス風豚鶏挽肉炒め「パット・クラプラオー」と春雨とエビ、豚の蒸し煮の「クン・オップ・ウンセン」。特に前者は、思いっきり辛い挽肉に、ホーリーバジルやパクチーの香りと香り米の上品さがたまりません。その後はイサーンソーセージとか、トムヤムクンやタイ料理でよく見かける空心菜の炒めものもいただきましたが、タイとラオスは隣国で、香辛料・香草系ではよく似通っていながらも、やはり味わいには微妙な違いがあるもんだなと。ラオス料理なんてなかなか食べられる所もない(以前は岸里にラオス料理専門店があったようだが少し前に閉店してしまっている)けれど、エスニックのディープさ加減がちょっと違うなと思ったりするものです。

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それに輪をかけているのが、店内の怪しさ。かなりタイ・ラオスに入り込みつつ、単に辛いだけの料理を出すのはイヤ、というマスターは、確かにグリーンカレーでも微妙なコクと汗の後の爽快感を忘れさせない味を出してくれます。美味しかったので、ちょっとオマケに焼きそば「パッタイ」も追加しましたが、これも期待に違わぬ美味です。
店内のテレビにエンドレスで流れていた、タイのアイドルとおぼしきおねいさんが何故かネパールの高原地帯で歌ってるPVとか、お客さんの不思議にまったりした雰囲気とか、こういうのが好きな人にはたまらない空間です。それに普通に呑んで食ったぞ、というぐらいで1人4千円程度で済むお得さも魅力です。

Fushimi05なお、この店にかなりたっぷりと並んでいるのが、ラオスの焼酎「らおらお」。何故か手作り風のラベルに日本語があるのが気になるところなのですが、そもそもラオスではこの種の米から作った蒸留酒を「ラオラーオ」と呼ぶらしいです(現地では冠婚葬祭とかで呑むのが主で、普段はそれほど消費されていないんだとか)。原料はもち米。このボトルのアルコールは25度。

味はというと、ちょっときつめの乳酸発酵を経ているのではないかという感じの強い酸味があって、濾過の甘い泡盛のような口当たりです。人によっては好みが分かれそうな味ですね。私はお酒とつくものは大抵(それなりに抵抗のあるものもありますが)美味しくいただきましたが。

せっかくここまで来てるんですから、一度は味わってみることをお奨めしますが。


「居酒屋 ふしみ」
大阪市中央区伏見町2−2−6 青山ビル別館
TEL:06-6231-8494


posted by BBR at 22:01| Comment(0) | TrackBack(0) | グルメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする